LEMON GRASS
レモングラス
Cymbopogon citratus
 
タイ料理、ベトナム料理、インドネシア料理など、多くのアジア料理に欠かせない香り高いハーブのレモングラスはシンボポゴンという植物に由来し、フレッシュで柑橘系の香りと、レモンを思わせるマイルドで甘い風味で有名です。
この背の高い茎のある植物は、食用としてだけでなく、伝統医学やアロマセラピーの貴重な成分でもあります。
レモングラスは、柑橘類のような酸味がなくても、料理にレモンのような鮮やかな風味を与えることができます。
スープ、カレー、紅茶、マリネなどによく使われ、独特の風味を引き立てます。
茎の下部は細かく刻んだり、ペースト状にしたりして料理に使われ、茎の上部はアロマ・インフュージョンに利用されます。
また、レモングラスは料理用としてだけでなく、治療用としても尊ばれています。
抗炎症作用や抗菌作用があることから、伝統的にハーブ療法に用いられてきました。
アロマセラピーでは、レモングラスのオイルが鎮静作用とストレス緩和作用により、リラックスと幸福感を促進するために利用されています。